大切な洋服を諦めきれない方
現代社会において、洋服のメンテナンスを行う方法は多様化しています。
『ご家庭の洗濯機で洗えるもの』『コインランドリーで洗えるもの』『クリーニング店に出すもの』『購入したブランド店に出すもの』
などと言ったように洋服のメンテナンスを行う方法は多様化しています。
皆様もご承知の通り洋服によって、ケアの方法は様々。
高級な服になればなるほどそのケアにも繊細さを要求されるものです。
しかし、同じクリーニング店でも価格や技術、サービスや知識は大きく異なります。
大切なスーツやシャツをクリーニング店に出した結果、汚れは落ちたけど、縮みや型崩れなど、別の問題を抱えてしまったり
そもそも汚れ自体が落ちてないなど、様々なトラブルに遭遇されている事を耳にします。
大切なスーツ、シャツやネクタイなど、諦めきれない!なんとか元通りにしたい!
そんな悲しい想いを繰り返さないためにも、このページをご覧いただければと思います。
CASE1 [ シワ ]
Before
クリーニングに出した結果として非常に多いトラブルの一つがシワ問題。
着用するとどうしてもシワは出来ます。
ケアの方法として一般的に行っていただくのはクリーニング店に出すことだと思います。
Process
一般的なクリーニング店では、目の前のシワをプレスして伸ばす作業となりますが、
本来はジャケットならジャケットのシルエット。
スラックスならスラックスのシルエットに併せて立体的にシワを取り除く作業を行う必要があります。
After
右の襟を確認してみて下さい。
本来持つ立体的なシルエットが戻っているのがおわかりいただけるかと思います。
CASE2 [ 伸び / 縮み ]
Before
長時間ショルダーバッグを使用した結果、
生地が伸びて弛みが出ている。
Process
一般的なクリーニング店だと弛んだ箇所を伸ばしアイロンを当てて平らにしますが、このケースの場合、生地が伸びて起こっている症状ですので、生地を伸ばす行為は間違いです。
行うべきは伸びて弛んだ箇所を縮める事が正しい処置の仕方なのです。
After
弛みも改善され本来の姿を取り戻しているのが確認いただけるかと思います。
ちなみに、これはサイズの合わないハンガーに掛けた際の症状にも当てはまります。
CASE3 [ 型崩れ ]
Before
実はこれはクリーニング店から仕上がって来たブラウスなのです。本来は格子柄がきれいに揃っているべきがズレているのがおわかりいただけるかと思います。
また、裾も開いてしまっています。
Process
素材がシルクなどのような繊細で柔らかい生地だとどうしてもシワになりやすいものです。
一般的なクリーニング店で行うケアはそのシワを伸ばす事。
残念ながらその洋服が本来どのようなデザイン、シルエットだったかを意識することは無いに等しいと言えます。
After
格子のズレもなく、裾の開きも改善されている事が確認していただけるかと思います。